2013年8月11日日曜日

「福島民友」新聞掲載記事への抗議

昨日、「福島民友」新聞(8/10)30面『「強制捜査せず」に不満』の記事内
に、団長のコメントが掲載されましたが、記事に重大な誤りがあったため、福島民友
新聞社に対して、厳重抗議を致しました。
 
 
この記事は、「原発事故 全員不起訴へ」(朝日新聞8/9)の報道について、電話
でコメントを求められ、団長が答えたものでした。
 
 
記事では、『武藤団長は「今は業務上過失致傷といえないとしても、原発事故による
甲状腺がんなどの発症リスクも否定できない」と懸念を…』と書かれていますが、こ
れは「今は業務上過失致死傷といえない」と「検察」が判断した、という報道につい
ての反論のコメントであり、告訴団が「業務上過失致死傷」に問えないと考えてい
る、と読者に受け取られかねない記事となっていることに抗議致しました。
 
 
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原発不起訴へで「強制捜査せず」に不満
 
福島民友新聞 8月10日(土)12時43分配信
 
 東京電力福島第1原発事故をめぐって、検察当局が業務上過失致傷容疑などで告
訴・告発された当時の東電幹部や政府関係者らを不起訴処分とする方向で検討してい
ることが分かった9日、福島原発告訴団の武藤類子団長は福島民友新聞社の取材に応
じ、「強制捜査せずに、不起訴とすることは考えられない」と不満を漏らした。
 
 
 同告訴団は昨年6月、同社や国の幹部、放射線の専門家らについて、業務上過失致
死傷容疑などで告訴・告発状を福島地検に提出した。武藤団長は「今は業務上過失致
傷といえないとしても、原発事故による甲状腺がんなどの発症リスクも否定できな
い」と懸念を示した。「多くの人が東電の責任追及を望んでいると思う」と捜査の徹
底を求めた。
 
 
 福島地検は「特定の事件について回答は差し控える。しかるべき時期に説明した
い」とした。
 
 東電は「刑事告訴についてコメントは控える」とコメントした。
 
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福島民友新聞
 
最終更新:8月10日(土)12時43分