2013年8月8日木曜日

8月4日 開始前に強い余震! 「強制捜査はまだか!!~告訴受理から1年を迎えて~」いわき集会 開催される


ご支援・ご協力ありがとうございます。

84日、「強制捜査はまだか~告訴受理から1年を迎えて~」と題して、いわき市文化センターで集会とデモが行われました。

いわき市は、郡山などと比べ、北杜から往復10時間ほどかかります。甲信越からは5人の参加でしたが、会場で山梨からお2人、新潟からお1人の告訴人の方にお会いでき、心強かったです。丁度いわき駅に着き昼食中に、強い地震があり、3号機の危険が言われていたので、とても怖い思いをしました。参加者は300人を超え、集会後のデモも、音楽もあり、熱気あるものとなりました。しかし、日曜日にも拘わらず、市街の人通りは少なく、寂しい印象でした。

集会では、武藤類子団長からの今も続く福島の厳しい現状を踏まえてのあいさつに続き、福島告訴人のスピーチ、そして弁護団から告訴の行方についての報告がありました。

海渡弁護士からは、6月 末に「夏にも立件断念か?」という報道がなされたが、その内容についても弁護団は上申書を提出し、証拠とともに反論していること。すでに、危険性回避が十 分でなかったこと、事故に対する安全確保がなされていなかったこと、安全対策を講じることはできたこと、自殺した遺族の賠償申し立てで東電は原発事故との 因果関係を認めたこと、子供たちの甲状腺疾患についても疫学的な因果関係を認める見解もあることなどから、十分に過失傷害致死は成り立つ。強制捜査をしな いまま終結することは許されない。もし、不当に検察庁が不起訴にしても、闘いは続けられる。検察審査会に申し立て、2回の起訴相当を勝ち取る。そのためには国民の声、福島の声を結集することが大事である」と力強く話されました。

これでも不起訴処分になるのであれば、もう「再稼働」したくて仕方のない政府の政治的姿勢が影響を及ぼしたと考えざるを得ません。

今回の集会では、神田香織さんの講談があったり、ミニコンサートがあったりと、いつもの固い感じとは少し違っていました。なかでも、在日2世の李政美さんのライブは圧巻でした。李さん自身から類子さんに連絡を取って、出演したそうです。韓国の太鼓であるチャンゴを叩きながらの、新相馬節と会津磐梯山の歌では会場と一体となりました。伸びやかでたくましい歌声の中にも憂いの響きもあり、心が揺さぶられました。

起訴に持ち込むまで、時にくじけそうになりますが、最後まであきらめない気持ちを持ち続けたいと思います。今後とも皆さまの関心とご支援をお願いいたします。

集会・デモの詳しい内容は、当日の動画をご覧ください。